みなさんは「坐禅」って聞いて何を思い浮かべますか?
なんだか、退屈そう。大変そう。木の札で叩かれるやつでしょ。
などなど色んなイメージがあるかと思います。
僕もまさにそう思ってて、実際どんなことをやるんだろう?やったらどんな感じになれるのか?気になってたので、今日は久々朝5時に起きて坐禅の初体験をしてきましたよ。
今回はそのレポです!
どうぞ!
このページの目次
名古屋で無料坐禅体験ができる「香積院」
今回、坐禅の体験をするにあたって色々調べていたんですが、費用がかかるところが多く、せっかくなら無料でできるところないかなーとスマホで検索。
そしたら、たまたま友人に「香積院」(こうじゃくいん)を紹介してもらいました!
場所は名古屋市昭和区のいりなか駅から徒歩5分の所。
宗派は道元が開祖である「曹洞宗」のお寺です。正式名称は「味岡山 香積院」。
今回はここにお邪魔してきましたよ!
毎週木曜日に開催
座禅の時間は毎週木曜日の6時〜7時です。
ちょっと前から空いてますので、少し早めにいくことをオススメします。
予約不要。無料で坐禅体験ができます
ここの坐禅体験は予約もなしに突然行っても受け入れてくれます。
よし、じゃあ知り合いもいないけど、一人で行っちゃえーっ!てことで朝5時半にお寺に到着。
到着したはいいものの、実際お寺なんて初詣以外にくることなんてそうそうないじゃないですか?
なので、予約なしで参加できるとは聞いてるものの、いざ到着するとどこから入っていいのか、ビビる。。。
不安になりながらもキョロキョロしてたら親切な方が場所を教えてくれました。
▲この建物の前に駐車することができます。
建物の右側が入り口です。
和尚さんが坐禅のやり方を教えてくれる
中に入って待っていると、経典のようなものを読んでいる方もいたり、雑談してる方もいたり。全員で15人ほど。
慣れない空間なので、ちょっとそわそわ。
しばらくすると、突如開始の合図。
手を合わせ、列になって坐禅会場に入っていくみなさん。流れに身を任せ、自分も手を合わせお辞儀をしながら見よう見真似で列に紛れます。
あきらかに挙動不審人物。大丈夫なのか、これ??
と横の人をチラチラ見ながら真似していると、「もしかして初めての方ですか?こちらへお願いします!」
バレた!!固まる自分。
案内された場所に付いていくと、初体験専用の場所があり、なんと和尚様直々にやり方を教えてくれました。
ちょっと攻めすぎたw
初めて行く方は到着したら「初体験です」ということを、どなたかに伝えると慌てないですみますよ。
坐禅体験ではどんなことをするの?
坐禅体験では坐禅の最中にする構えだったり、その途中にある仕草などを教えてくれます。
合掌・叉手(しゃしゅ)
まずは一番基本となる、手の合わせ方について。
合掌の時は、指の先端が鼻の高さにくるように。叉手(しゃしゅ)については右手が外にくるようにします。
ちょっとした基本を抑えるとなんとなくできた感があっていいですよねw
結跏趺坐(けっかふざ)・半跏趺坐(はんかふざ)
お次は足の組み方について。
できたら、結跏趺坐(けっかふざ)と言って両方の足をモモの上に乗せる方法。これはめっちゃ痛かったので断念。。。
片足だけ乗せる半跏趺坐(はんかふざ)ならできるので、それでやりました。
和尚さん曰く、「途中痛くなったら、足を変えてもいいですよ」とのこと。
スパルタ坐禅でないところもありがたい。
▲手はゆで卵を持つように、固すぎず柔らかすぎずクッと保つ。
姿勢は背筋を伸ばし、お腹をギュッと出す感じにやると良いそうです。
視線は半眼を保つ
目をつむると眠気を誘うので、目はつむらずに鼻先をそっと見る感じ。実際、この半眼でも僕は眠りかけました。
朝5時起きだったので、やばいなんだか眠たいぞ。。。と思っていたら、
「スパーッッッン!!」
誰か叩かれてる!!
乱れるとやっぱり叩かれるんだーと怖がっていると、もういっちょ
「スパーッッッン!!」
響き渡る和尚様の一撃。
おかげで、僕の眠気はどこかへ行ってくれました。
恐る恐る30分ほど静寂の中、坐禅をしました。
▲ちなみに、乱れた時には警策を受けます。右肩を差し出すそうです。
経行(きんひん)と一息半歩(いっそくはんぽ)
30分ほどすると、足を崩し堂内を静かに歩きます。
足の痺れなどを取る役目もあるそう。
これを経行(きんひん)と言うそうです。
その時は、呼吸をゆっくりとし、一呼吸終えたら、右足一歩。一呼吸終えたら、左足一歩というように、ゆっくりと歩きます。
これを一息半歩(いっそくはんぽ)と言うそうです。
経行が終わるともう30分ほど坐禅をし、今回の坐禅体験は無事終了です。
おかゆの無料配布があります
この香積院の坐禅体験のいいところ、それは坐禅終了後におかゆの無料配布があるとこ!
食堂に移動すると、長テーブルに全員分のおかゆと梅干し、こんぶ、ごまが用意してありました。
残念ながら写真がないですが、意外にも量もたっぷりで朝ごはんにしてはしっかりとした量。
はじめに感謝の言葉(お経?のようなもの)を読み、それからいただきます。
みんなで今日はどうだった?とか最近どうです?みたいな話をしながら和気あいあいに食べるのかと思ったら、無言で食べます。
しかも、おかゆを流し込むようにすごい勢いで食べてる。
お腹が空いてるのか?それともこれがマナーなのか?よくぞこんなあっついおかゆを勢いよく食べれるな。。。
そんなことを考えながらとにかく食べます。
▲こんなガッツリお坊さんはもちろんいません。
もちろん味は薄い。そして熱い。と思ってたらおかわりする人もいたり、ほとんどの方が一瞬で食べ終わってました。
思えば、給食の時間はいつも食べ終わるのが最後の方だったなと思い出しました。
締めは、残しておいたたくわんをお茶碗にいれ、お茶を注ぎ、お茶碗についた米粒をたくわんで取り除くように食べ完食。
最後に、和尚様からのありがたい言葉をもらい、パンフレットをもらって終了です。
無料駐車場あり
参拝者専用の駐車場はお寺周辺に何箇所かありましたが、全て入ることができません。
そのかわり、境内には駐車スペースがありますので、そこに停めてください。
香積院の場所・アクセス
住所 〒466-0827 愛知県名古屋市昭和区川名山町115
TEL 052-832-2038
FAX 052-831-0077
アクセス 地下鉄鶴舞線杁中駅より徒歩5分
まとめ
今回、初めての経験だったけど、結構楽しめました。
たまにやってみると身も心も引き締まって良さそう。
足の痺れとかもやっていくごとに感じなくなっていくらしいので、また気が向いた時には行ってみたいと思います。
あと、薄味の食事をいただくことで、ゴマってこんなに味があったんだーと感動しました。
気になる方、意外にも敷居は低いですので、ぜひ一度行ってみてください。
それではまた!
いつもHAVE FUNしているゴロウでした!
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