6月21日、今日はスペイン、バルセロナに向かうため、
アテネ国際空港に向かいます。
アテネのシンタグマ駅から、地下鉄で1本で行けます。(1.4ユーロ)
バス(5ユーロ)でも行けるようですが、
30分に1本ぐらいあるので、
地下鉄の方がオススメです。
地下鉄に乗っていると、どこからともなく懐かしい、
アコーディオンの音が聞こえてきました。
ここギリシャを含め外国では、電車の中で、当たり前のように、
こういったパフォーマーが現れます。
日本だったら、即駅員に止められそうです。
今回のパフォーマーは、17、8歳の少年。
情熱大陸で流れそうな音楽を奏で、近づいてきます。
しかし、誰も彼にチップをあげませんでした。
(僕があげれば良いのですが、貧乏旅行のためすみません。)
ここで、1つ質問です。
彼はどうしたら、チップを得る事ができたのか?
皆さんはどう思いますか?
:状況:
身長157センチ程の17、8歳の中肉中背。
髪型は今風の少し刈り上げたショートカット。
表情は笑ってる訳でもなく、淡々としている。
斜めがけの、ショルダーバッグを肩にかけ、お腹にはアコーディオン。
座っている人の顔を伺いながら、歩くスピードは普通。
乗客は、見て見ぬ振りの人が多い。
電車の車両は、日本と同じく、繋がっていて行き来できる。
彼はどうしたら、お金を得る事ができたのか?
そう考えていると、反対側から、
またアコーディオンの音が聞こえてきました。
さっきの少年がUターンしてきたかと思うと、
また別の少年でした。
今度の少年は、13歳ぐらいの中肉中背。
髪型は同じく、今風に刈り上げショートカット。
曲は同じような感じで、少しテンポが良く、
音量が少し大きめでした。
ぱっと見、2人に大差は無かったですが、
2人目の子は、1車両の中で、
3、4人から、チップをもらっていました。
この一連の流れを見て、なぜ2人目の子は、
お金をもらう事ができたと思いますか?
自分としては、
①年齢が若く、子供ながらに頑張っているように感じたから。
②テンポが良く、音量も大きかったので、人の心に響いたから。
③チップをもらうための、コップをつけていたから。
こんなとこだと思います。
更にこの2人が、今以上に稼げるようになるには、
どうしたら良いと思いますか?
僕は2人を見ていて、もったいないと思ったのが、
『表情』です。
せっかく、上手にアコーディオンを弾いているのに、
あと一歩のところで心まで届きませんでした。(←弾けもし無いのに上から目線)
周りの人の反応も、どこか他人行儀な感じがしました。
そこで、
①『笑顔で楽しそうに』演奏する。
これが一番かなと思いました。
もっと言うと、全員に語りかけるのでなく、
『一人一人に語りかける』ように、演奏すると、
もっと人の心に届き、お金をもらえたのではないでしょうか。
人は、その場全体の空間に対しての働きかけには、
関心が薄いですが、
いざ自分自身の事になると、
興味を持つものです。
なので、
②一人一人に語りかけるように、ゆっくり歩きながら、演奏する。
だと思います。
そうする事で、
⑴誰かがアコーディオンを弾いてる。
↓
⑵近づいてきた。
↓
⑶楽しそうに演奏するなぁ。
↓
⑷なんだか、いい気分だな(言葉ではなく、自然と感じてしまう)。
↓
⑸チップを渡す。
結局、⑶、⑷の部分があるかないかで、
差が出てくるのかなと思います。
これは、アコーディオン弾きの彼らに限らず、
世の中の色んな事に、当てはまってくると思います。
僕も彼らに見習って、もっとhave funしていきます!!
今回の分析について、皆さんのコメントお待ちしています。