親からもらった「旅」が一回りしたことで起きた変化

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

ゴロウ
どうも!夫婦で世界一周したゴロウです。

今日は久々重めのテーマを書いていきたいと思います。

親からもらった「旅」が一回りしたよって話です。

 

2024年の8月にこんな感じの記事を書いたんですが、結局、2025年の1月に両親と1歳児の娘と一緒に5人でジブラルタル海峡を渡るスペイン・モロッコの旅に行ってきました。

合計16日間に渡る旅はなかなか壮絶で、バルセロナ空港に到着した時点で4つのスーツケースが行方不明になるというトラブルからスタート。

今思うと、全員楽観的でよく笑っていられたなーという感じでした。(結局3個は次の日には戻ってきて、1つは日本に帰国してから戻ってきましたw)

 

そんな感じのスタートで、旅の最中も正直ツアーコンダクターになったんじゃないか?と思うぐらい、仕事のような旅行でした。

スケジュールも結構パンパンで、子どものことを考えながらも両親の行きたい所に行かないと!と頭の中は破裂状態でした笑

 

そんな過酷な旅だったんですが、行って本当に良かったなーというのが今の率直な感想です。(帰ってきた直後は、もうしばらく海外旅行はゴメンだとなってました笑)

 

というのも、父は元々船乗りでヨーロッパ大陸からアフリカ大陸を自分の目で見て、船で渡りたいという夢があり、それを叶えられたこと。

母のモロッコでのショッピングやスペインのバルなどの美味しい食事を一緒に経験できたこと。

特に、両親が一度は見たかったというサグラダファミリアに両親と子どもと一緒に行けたのは、とても感動的な体験でした。

 

両親と海外に行こうと計画してはコロナがやってきて、コロナが落ち着き始めたら、子どもが生まれ。

状況の変化や体力の衰えもあり、みんなの気持ちは3年かけて、そろそろ行けるんじゃないか?という気持ちと、もうダメなんじゃないかという気持ちを繰り返し。

そんな状況を超えて、よく無事に達成できたなと。

父が旅の出発日に言った「出発できれば半分達成したのも同然」という言葉は本当に的を得てるなと思いました。

 

 

旅行から帰ってきて、驚いたのは父が毎日のように写真や動画を見返して、旅を何度も味わっていたことでした。行って本当に良かったなと思いました。

母もあのレストランで食べたご飯が忘れられないと、偶然入ったレストランの話をよくしていて、旅から時間が経ってくるのと比例して、みんなで行ったんだという実感が湧いてきました。

 

大きな夢を叶え終えるのを待っていたかのように、旅行後すぐに足を怪我した母は、もうあれが最後の旅行だったねと言っていて、ちょっと切なくなりましたが、

それでも治ってくると同時に、「もう一度海外に行きたい!まだ行ける気がする。」と言っていて、また一つの希望が見えました。

旅行後の2人の話を聞くと、辛かったけど本当に行って良かったなと思いました。

少しは親に恩返しができたんじゃないか?とその時思いました。

 

 

そんな風に旅の経験を思い出しながら振り返っていると、あることに気づきました。

それは、親からもらった「旅」が、また親へ戻って一回りしたなということでした。

 

旅行好きだった両親は僕たち三人兄弟をよく旅行やアウトドアに連れて行ってくれました。

家族で海外旅行に行ったことは一回もなかったんですが、キャンプやスキー、山登り、温泉に遊園地など色々と連れて行ってもらいました。

車中泊しながら旅行に行ったことも多かったです。

 

そんな経験をもらった僕は猿岩石のユーラシア大陸ヒッチハイク横断旅に影響を受け、いつしか一人でヒッチハイクに出かけ日本縦断していました。

夢は世界一周に行くことを心に秘めながら、世界一周という夢を持った女性と出会い、その女性と結婚しました。

その後夫婦で世界一周に行ったり、無職で旅ブロガーをしながら海外を転々としたりと、気づけば、「旅」が人生の中心にあり、ターニングポイントになっていました。

 

自分の意思で選んでいる「旅」は実は親からもらったモノであり、その親からもらったモノで自分の夢や人生や多くの経験が作られていることを知りました。

そして、その「旅」を通して経験して得た考え方やスキルが、親を海外へ連れていき、親の夢を叶えることにつながりました。

多分、オーダーメイド旅行で行く以上の夢を叶えることができたんじゃないかと思ってます。

 

 

親からもらった「旅」が親の元へ帰って行った時に、僕の一つの人生が終わったかのような感覚になりました。

それは、この40年間はいろんな意味で、親からもらった人生を歩んでいるかのようでした。

 

もらったモノを返せたと思った瞬間に、僕の一つの欲望がなくなり、肩の荷が降りたかのように、「旅」への執着がうっすらと消えるかのように、おとなしくなっていきました。

そこには寂しさもあるようで、でも何か安心感があるようで、やり終えたような感覚。そして、また何かが始まる。そんな感覚です。

 

また、両親の経験が自分の経験を作ってきたように、そして、僕の経験が両親の経験を後押ししたように、

目的のために手段があるという次元とはまた違って、目的はいつか手段という形に変わって、また次の大きな目的を達成する手助けをしてくれるということ。

人生は一人でなく、色んな人を通してつながり続けているということ。

そんなことも感じました。

 

 

大きな旅を経験し、その後、子どもと3人で2週間ほどの海外旅行を終えると、もう本当に旅行はいいやって思うようになりました。

多分疲れたんでしょうね笑

 

今まで自分が旅に求めていた「好奇心」や「冒険」「自由」「非日常」のようなものが、子連れの旅行では、なかなかしづらいという現実に打ちのめされたんだと思います。

「もう旅行はいいね。」夫婦共々そんなことを話していて。「でも、うちらから旅をとったら何が残るんだろうね。」というなかなか悲しい話も上がったりしました。

旅以外にも、もちろん楽しいことややりがいもあるんですけど、やっぱり2人の中で旅は特別なもので、欲望がなくなった安心感のような落ち着きは得られたんですが、それと同時に、寂しさも味わいました。

 

 

一旦、そんな風にしばらく旅行はお休みだなという感覚はまだ抜けてはいないんですが、でもやっぱり何かが違うという違和感もあります。

何か諦めてしまっている自分が嫌なんでしょうね。

なので、これからもマイペースにはなると思いますが、家族で旅はしたいと思います。

そして、自分中心の「好奇心」や「自由」「冒険」「非日常」を追いかけるのをやめて、家族みんながより幸せを感じられるようなものを旅を通して経験していきたいなと思います。

それは見た目には地味なものになるかもしれませんが、でも確実に家族を幸せに導くもの。

ちょっと大袈裟ですが、そんな旅をこれからもしていきたいなと思いますので、これからもまたブログを読んでいただけたら嬉しいです。

それでは、今日はこの辺で!

いつもHAVE FUNしているゴロウでした!

 

世界30カ国、日本各地を巡っています!
気になる地域はこちらからどうぞ!

北海道 ・青森  ・秋田
宮城  ・新潟  ・長野
東京  ・山梨  ・石川
静岡  
岐阜  ・愛知
三重  
滋賀  ・奈良
京都  
大阪  兵庫
和歌山 ・岡山  広島
高知  ・愛媛  
香川
沖縄

アメリカ  ・中南米
ヨーロッパ ・アフリカ大陸
アジア   ・オセアニア