何日間もブログをさぼって、何やってたかって、移動してました。
そして農家で働いてました。
移動1日目はチャーン島というところからバンコクまで約8時間。
2日目はバンコクからコーンケンというところまで約7時間。
そして昨日と今日はファーム。
でそんなに連続で移動した先のコーンケン、農家て何ですよね?
ここはタイの北東で、イーサーンと呼ばれる地域です。
ここで二週間ホームステイさせてもらいます。
友達の家のファームを手伝いながら、泊めてもらおう!ということです。
▲家から見える夕日は最高です!!
今日が2日目で色々見せてもらって手伝いましたが、めちゃめちゃ刺激的で最高な日々です!!
やっぱり一般家庭の生活を経験できるって素晴らしすぎます!!
なのでここの情報を日記的にまとめておきます。
このページの目次
コーンケーンの暮らし
まず、コーンケーン自体は、さほど田舎ではありませんが、友達の家は小さな村で、夕方とか朝に放送が流れてくるようなところです。それが妙に落ち着きますw
たくさんファームがあって、村の市場は驚ろく程小さくて、すーごくのどかな場所です。
バンコクと言葉も全然違うみたいで、美味しいが「サップ」だけ覚えました!!
家族紹介
まず簡単に家族の紹介。
この家に住んでるのは、友達夫婦のプー(タイ人)、ライナー(アメリカ人)。
それとお母さん、お姉ちゃん、息子、バビー(犬)。
あとお兄ちゃんがバンコクにいて、もう一人のお姉ちゃんがオランダにいて、お父さんはファームで暮らしていて、いとこがファームを手伝っているといった感じ。
お家の造り
田舎の家だから広いのか、いいお家だから広いのか不明ですが、タイに来てから泊まったどのホステルよりも快適です。
お母さんは同じ敷地の別の家に住んでいて、ダイニングキッチン(外)を挟んで今泊めてもらってる家があります。
なかなかユニークな感じです。
▲ここが家と家の間のダイニングキッチン。
キッチンは外で、コンロはありません。そう言えばシンクもありません。
冷蔵庫も外にあります。
▲コンロは日本でいう七輪みたいな感じ。
たったの1000円で買えるらしい。
シンクは木の板ですw
冷静に広いし、便利。
家の中はもちろんすごく綺麗で、一部屋ゲストルームにしてるみたいで、そこに泊めてもらってます。
久しぶりの個室は快適です。
▲ちなみにお父さんが暮らしているファームの家は、完全に小屋でしたw
小屋なんだけどちゃんと二階のある小屋で、きっとあれはあれで快適な家なんだろうなと思います。
一般家庭のご飯
タイの料理といえばパッタイとかトムヤムクンとかが有名ですが、普通のお家のご飯はどんな感じなのか?
期間が短いのでまだわかりませんが、「ご飯にたくさんのおかず」が主流みたいです。
街にいると、スチームライスにおかずを二種類ぐらい選べるお店や、麺系のお店、おかゆのお店、フライドライス(チャーハン)のお店、大きくこんな感じのように思いますがお家で食べるご飯は全然違います。
まずご飯がスチームライスじゃなくて、スティッキーライスと言って、もち米みたいな感じのお米が主食です。
(写真はチャーハンで、奥に写ってる竹の入れ物の中に入ってるのがスティッキーライス)
それを手で取って団子みたいに丸めてからおかずにつけて食べます。
基本は手で食べます。
おかずが五種類以上。
日本の御膳みたいに一人一皿じゃなくて、みんなでシェアします。
半分は辛いおかずですw
多くのタイ人にとって、ほとんどのものは辛くないみたいです。
なのでこの家のお母さんが「ちょっと辛い」というものは相当辛いに値します!
ファームの仕事
ファーマーの1日
これは昨日の夜聞いて驚きでした!
お母さんとお姉ちゃんは朝2時に家を出るそうです。
タイは暑いから早朝に仕事をするらしい!!(家からファームまで車で15分ぐらいです)
朝4時とか5時に一度帰って来てごはんを食べる。
またファームに戻って仕事して、11時頃にファームで昼ごはんを食べる。(現地で作る)
▲ファームで作ったご飯をいただきます!!
その後15時ぐらいまで働いて終了。
でも帰って来てすぐまたご飯を作り始める。
18時前にはご飯を食べて、20時か21時には就寝。
もちろん今日同じ生活した訳ではなくて、聞いた話です。
でも実際に少し作業してみて、タイの日向での昼の作業は死ぬかと思いました。
たちくらみとの戦いでしたw
ちなみに昨日と今日手伝った作業は、5000Lのタンクを二つ置くベース作り。
▲最初に水平になってるかチェックしながらブロックを積み重ねていきます。
自分たちで作ったブロックを重ねて、その中に土を埋めていきます。
接着剤もお手製で、土ともみと水を混ぜて作ったものでブロックの間を埋めていきます。
▲土を叩いて空気をぬきながら、ひたすらに土を埋めていきます。
▲そしてタンクを上に乗せます!!
この後タンクの配線もぜーんぶ自分たちで考えて作っちゃってました。
何作ってるの??
農家って言っても何を育ててるのか気になってました。
着いた日の夜もお家でご飯をいただきましたが、レタス、きゅうりを育ててることはわかってました。
今日の朝、ベリーを育ててることもわかりました。
で、実際に行ったら信じられない広さのファームで、何もかもが作られてましたw
魚と肉、乳製品以外揃ってると言ってもいいぐらい。
▲こちらはアッパーファーム。ロウアーファームと二つ敷地があります。
▲これはベリーの一種で、ジャムになるらしい!
▲まだなってなかったけど、アボカド。タイでは相当な高級品みたいです。
▲ドラゴンフルーツ!初めて見ました!
▲バナナー!この状態からあと一週間もあれば食べられるようになるらしい。
▲キューカンバー!日本のきゅうりとはちょっと違いますがめちゃめちゃ美味しいです!
▲こちらはラバーツリー。ビーサンとか作ってるもとで木を切るとこうやってエキスが出てきます。
他にもスイカ、パイナップル、ハーブ類、豆類、コーヒー、カカオ、お米、などなどほんとにたくさんの物を育ててました。
このお家のこだわり
なんというかさすがでした!!
なんでもあるって書きましたが、炭まで作っちゃってます!!
そして炭を作るときに採れるエキスみたいなのがあるんですが、これをスプレーにして木に振りかけると、いろんな菌や昆虫から木を守ってくれるらしいです。
▲炭を作ってます。
▲これがエキスでウッドビネガーというらしい。
他の農家は化学薬品で消毒してるけど、「それは野菜や果物を口にする私たちにも良くないし環境にもよくない」と言ってました。
この農家のすべてのものがオーガニックです。
あとアーモンドミルクって日本でも体にいいって有名ですよね?
もちろん体にはいいんだけど、アーモンドって作るのにすごくたくさんの水がいるらしくて、環境には決してよくないらしいです。
そうやって環境のことまで考えて食べ物を選んでるって、すごすぎるなと思いました。
農家はハッピーか??
正直話を聞いたり、たった1日体験しただけでこの仕事はきついなーと思いました。
だから大変だねって言ったら、「but we’re very very happy!!」と返って来ました。
もともとアメリカに住んでて、あっちでの仕事はお金は入るけどストレスがありすぎたと。
だから全部売ってタイに引っ越して来た二人。
二人と話してても、自然が大好きで木が大好きなのが伝わってくる。
しかも知識も半端ない。
今はまだ初めて1年しか経ってないから収入はないけど、すごく楽しいって言ってた。
うん、そーゆーことだよなーと思いました。
二人は農家だけじゃなくて、ドビーハウスって言って、家も自分たちで作れちゃいます。
ファームが落ち着いたらツリーハウスも作るって言ってました。
▲ドビーハウスのトイレ。これ作るとかやばい。もちろん配線も自分たちです。
▲いつかこの大きな木にツリーハウスを作るみたいです。
まだまだやりたいこといっぱいありそうな感じで、聞いててもワクワクするような話でした。
こんなITの世界の次に来る世界は、最終的に電気も水もない世界らしいけど、彼らは生きていけるなって感じでしたw
お父さんとか見てても、別にMacなんて使いこなせなくたって私より全然生きていく力強いだろうし、そんな世界が来た日には頼るしかないって思いましたw
▲お父さんとお母さん。
お父さんが「お金はないけど食べ物はリッチだ」って超笑顔で言ってて、なんか最高でした!
もちろん今はパソコン使えた方がいいだろうし、ITに詳しい方が得かもしれないけど、ずっとパソコンかちゃかちゃやってる場合でもないなーと思います。もちろんブログは書くけど。
とりあえず何してようと楽しんだもの勝ちですね。
私は農家にはなれないけど、見習いたい生き方(考え方)だなーとつくづく思います。
明日はお休みで観光に連れてってくれるみたいなので、5時起きですw
それでは今日はこの辺で、おやすみなさい!!